西山自然保護ネットワーク<会員専用2>
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令和3年1月度調査報告 2021年1月10日
会のコロナ対策方針に従い今月も正式調査として実施
調査月日 2021年1月10日(日) 調査時間 10時00分〜14時30分 天 候 晴 気温 −7.0〜−2.0℃(終始零下)
参加者 13名:吉野、近藤(き)、安田、桜井、深瀬、小森、佐貫、中河、槻木、中山、大庭、松村、中川(車は太字4台)
活動報告
1.コロナ対策
新年1月度も調査活動を西山自然保護ネットワークの公式活動とし、コロナ対策に従う。ゲートで全員の体温が平熱であることを確認した。全員マスク着用。乗車前後の手のアルコール消毒を行った。寒かったが車の窓を開放。終始零下だったが活動中はマスク着用、昼食時も各自距離を取り三密を避けた。
2.ひだまり小屋で体操後、午前中ミーティング(当日配布資料参考に)
1) 花暦頒布の最終報告(計294冊:入金240200円他)。 2) 昨年の活動状況報告(4月20日以降は個人調査で実施、10月より正式調査複活)。 3) 昨年12月各自が持ち寄った希望の活動等を再度確認。 4) 今年度の調査グループの取り組み、活動計画(予算含む)について。(個別調査はチーム担当者を決め、定期的に報告をする) 5) 昼食後(仕出し弁当他)は分かれて各自希望の活動。
3.今年の取り組み活動計画について
1) 従来通りカタクリの調査を継続、その都度問題点を把握する。 ・Nの谷、炭の谷の1m幅の数調査(結実調査は重要なので2回行う)。
・Nの種まき区間(10年目)、御陵の種まきテスト数調査。 ・イノシシによるカタクリへの被害状況確認。
2) 生物調査(近藤、大庭) ・2014年実施したNと炭のネット内植物と2021年度生育植物との比較。(6月に2回実施予定) ・ネット外植物の現況調査(これまでの記録植物と比較)。 ・御陵上部のさらに詳細な植物調査(大庭)(会の所有地になったので種々の取り組みが可能) ・炭の谷下部試験区のヤマルリソウ他の調査継続(大庭)
3) ネット外の希少植物の保護移植(大庭) ・ヒトツボクロ移植後(3ヵ所)の経過観察。 ・移植対象の選別と移植場所の鏡での適地調査。
4) 昆虫調査(吉野) ・昨年はコロナで当初予定の観察勉強会が実施出来ず(個人調査に終始)。 ・今年度は天候(晴)を勘案し、臨時で昆虫調査(4,5月)も検討。 ・逢坂峠のカタクリ送粉昆虫調査は今年も継続。
5) 次世代コナラの生育調査(中河) ・伐採跡に必要な次世代コナラの生育状況の確認(炭の谷上部東他)。 ・次世代コナラが不足しているエリアへの移植。 ・時期伐採が行われた時の移植用コナラの育成。 上記はいずれも継続活動(10月実施予定)。
6) 鏡の谷の今後について(中河) 今後どのようにしていくか検討が必要(昨年度進展なし) ・時期コナラ更新テストエリアとして検討したい。 ・コナラ、アセビ、カタクリ、ミヤコアオイなどの配置状況を調査し伐採更新の計画を検討する。最下部のカタクリ減少や斜面部カタクリ復活していないのも問題。 ・4月のカタクリ開花時に1日調査をする。
7) Nのウリハダカエデ伐採後の確認(松村)。 ・伐採前の放置結果まとめ。 ・伐採後のカタクリの分布調査(1枚葉、2枚葉) ・看板表示内容の変更。
8) ウリハダカエデの採蜜実験(中河) ・ウリハダカエデの利用法としてメープルシロップ製造に挑戦。 ・まず御陵の谷の1本を選定し準備作業実施。
9) 白カタクリ調査、監視カメラでの動物調査は継続(中川)
10)ミヤコアオイ調査継続(槻木)
11)御陵での土留め調査(坂梨、深瀬) ・秋の作業の観察路補修作業後に土留め方法検討・実施。
12)その他事項 ・ネット外花の自然移動調査は今年度行わない。(大庭) ・人工授粉実験は今年度行わない。昨年結果で効果あり確 認済。(槻木) ・Nの谷、西観察路東側の「スゲ」を一定範囲(1m)抜く、秋の作業で実施。 ・伐採後の樹冠空隙率(全天候写真)等で の林の明るさの推移確認検討(中河)
4.午後の活動
1)炭の谷の観察と調査 ・炭の谷の観察路西側は全面雪景色、イノシシ侵入跡は見られなかった。 ・安全確保のため階段追加の事前 確認。 ・下部のヤマルリソウ調査区確認。
2)ヒトツボクロ移植後の確認 ・3ヵ所のうち2か所は順調、1ヵ所は動物?掘り起し
3)御陵のウリハダカエデの採蜜準備 ・1本に採取装置取り付け、採取は3月予定。
5.野鳥:ヒヨドリ、シロハラ、メジロ、ヤマガラ、エナガ、コゲラ、ハシブトガラス
6.今回は仕出し弁当にミニチュア鏡餅を飾り、ひだまりデザートはありませんでした。たくさんの差し入れデザートありがとうございます。手作りケーキ(2種)、手作り芋羊羹、手作り柿ジャム等に皆さんが舌鼓。(3密と会話を避けマスク会食)。
令和3年今後の調査日
3月4日(木):春の作業開始前に調査実施(Nの観察路と階段確認他)
4月15日(木):カタクリ調査(例年実施)
林道は雪や凍結なく頂上までスムーズでしたが、N入口や炭の谷は雪景色でした。13名参加で零下のなかコロナ対策をしてミーティングや調査実施しました。お昼は仕出し弁当と恒例おやつタイムを楽しみました。
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