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  西山自然保護ネットワーク<会員専用2>


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監視カメラ情報
◎ 20年7月10日  クマ出現 クマ映像
◎ 20年6月10日  イノシシ親子出現 イノシシ映像
◎ 22年5月18日  クマ出現 

イノシシ対策活動報告<6月18日(土)分>




◎カメラの報告

カメラ点検(6月5日回収分)報告




カメラの編集動画(6月5日回収分)


その他連絡事項
※タイワンタケクマバチにご注意ください
  家の外に置いてある箒等の竹製の柄に穴をあけて巣を作る

昨日、会員さんから提供されたタイワンタケクマバチが穴を開けた竹を中川さんと二人で丁寧に巣を開封しました。竹の5か所ほど穴が開いていましたが、2か所は穴だけでした。典型的な2か所の巣作り写真送付しておきます。
1番目は穴から片側だけの巣作りです。右端(既にさなぎ)から作り始め最後は花粉塊に卵を産み付けた段階です。黒い小さな塊は幼虫の糞です。2番目はまず右サイドから巣作りし次いで左サイドに遷ったようです。幼虫がうまく育つかどうかは差があるようです。巣の間隔は約2cmで竹の直径も2cm程度です。ただ卵塊は大きくまた湿っていました。これだけの量の花粉を1匹で集めるのですから、他の送粉昆虫に与える影響(生態系の破壊)は大きいと考えます。 尚、5枚目の写真は中川さんが持ち帰られ重量測定をされた結果の写真です。中川さんから頂いたコメントは下記の通りです。
 (吉野)

とりあえず成虫、花粉塊、幼虫、さなぎの重量()を測定しましたので写真でお送りします。竹の中身と対応させるとどの巣のものかわかります。なお、成虫は乾燥していました。花粉塊はかなり湿っており、私の感覚では表面が少し乾いた“こしあん”のような感じです。ピンセットでつつくとペースト状になります。おそらく唾液で花粉団子に練ったものとみられます。なお、写真の最下列の左2(0.640.72g)の花粉塊は持ち帰った際、くっついていたものを分離しました。ひょっとしたら元々くっついていたかもしれません。竹筒の中と対比してください。花粉塊の乾燥重量を測った方がいいかもしれないので、まだ捨ていません。いずれにせよ一つの巣にwet重量で1g前後の花粉塊を数個も用意しているのには驚きます。また、細い竹を好む理由も巣の状況からよくわかります。1gの花粉塊がきっちり入って、最小限の資材で仕切りを作るためだと思量されます。(中川光博)